
開業や店舗の設備入れ替えで、業務用厨房機器を中古でそろえたいという飲食店オーナーは少なくありません。中古はコストを抑えられる魅力がある一方、選び方を誤ると「設置できなかった」「すぐ壊れたのに保証がなかった」といった失敗につながります。この記事では、24時間365日対応のトーキョーアポロメンテナンスが、中古の業務用厨房機器を買う前に確認しておきたいポイントを、整理して解説します。
中古の厨房機器は「安さ」だけで選ばない
中古の業務用厨房機器は、新品より大幅に価格を抑えられるのが最大の利点です。ただし、業務用は電源やガス種、サイズなど、家庭用にはない確認事項があります。価格だけを見て決めてしまうと、いざ搬入・設置の段階でつまずいたり、購入後すぐに不具合が出て想定外の出費になったりすることがあります。まずは、次のポイントを一つずつ確認していきましょう。
購入前に確認すべきポイント
電源の種類(100V・単相200V・三相200V)
業務用厨房機器は、家庭用と同じ100Vのものだけでなく、単相200Vや三相200Vで動くものがあります。三相200Vはお店に引き込まれていないこともあり、その場合は電源の工事が必要になります。購入前に、機器の電源仕様と、お店の電源設備が合っているかを事前に確認してください。合っていないと、そのままでは使えません。なお、三相200Vは単相より電気代を抑えやすいとされ、使用頻度の高い機器では長い目で見て有利になることもあります。ただし引き込み工事の有無もあわせて検討しましょう。
ガス種(都市ガス・プロパンガス)
ガス機器の場合は、都市ガス用かプロパンガス(LPガス)用かの確認が欠かせません。ガス種が違う機器をそのまま使うことはできず、機種によっては部品の交換で対応できることもありますが、できないこともあります。お店のガス種に合ったものを選ぶのが基本です。
サイズと搬入経路
設置場所に入るかどうかはもちろん、搬入口・通路・エレベーター・階段を通るかまで確認しておきましょう。厨房は限られたスペースにいくつもの機器を並べるため、数センチの違いが命取りになります。本体だけでなく、扉の開閉スペースや放熱に必要なすき間も見ておくと安心です。
本体の状態と製造年
冷蔵・冷凍機器なら、しっかり冷えるか、庫内やパッキンの傷み、異音がないかを確認します。ガス機器なら、バーナーの状態や着火の様子を見ます。あわせて製造年も確認しておくと、あとどれくらい使えそうかの目安になります。業務用は丈夫に作られていますが、コンプレッサーやパッキンなど消耗する部品はあり、古い機種ほど交換部品が手に入りにくくなる傾向があります。とくに冷蔵・冷凍機器は、冷えが弱くなってきたときにコンプレッサーなど心臓部の劣化が進んでいることもあるため、動作の確認は入念に行いましょう。
保証と付属品の有無
中古品は、メーカー保証が切れているものがほとんどです。購入先が独自の保証をつけているかどうかで、購入後の安心感が変わります。また、説明書や棚板などの付属品が欠けていることもあるため、必要なものがそろっているかを確認しておきましょう。
どこで買うかも大切
中古厨房機器は、専門店のほか、ネットオークションやフリマアプリでも手に入ります。個人間の取引は安く買えることがある一方、清掃や整備が行き届いていない、保証やアフターサポートがないことも多く、届いてすぐ不具合が出ても対応してもらえないリスクがあります。整備・清掃の体制やサポートが整った専門店を選ぶと、こうしたリスクを抑えやすくなります。購入後にどこへ相談できるかを含めて選ぶことが、長く使うコツです。
中古は「買った後」まで考えて選ぶ
中古機器は、使ううちに不具合が出ることも想定しておく必要があります。故障したときに修理できるか、部品が手に入るかは、機種の古さによって変わります。修理と買い替えのどちらが得かの考え方は厨房機器は修理と買い替えどっちが得?で、購入後のお手入れは厨房機器を長持ちさせる日常メンテナンスでご紹介しています。
「古い機種だから、壊れても部品がなくて直せないのでは」と心配される方もいます。トーキョーアポロメンテナンスは、他社で断られた修理にも対応しており、部品の製作や加工を含めて直せないかを検討します。メーカーサポートが終了した機器を修理してお使いいただいているケースもあります。詳しくは厨房機器の修理を断られた方へをご覧ください。中古で購入した機器の不具合や、購入前の相談も承っています。




